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植物園用語辞典

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  • 魚つき保安林
    さかなつきほあんりん

    魚つき保安林とは、森林法により定められた保安林17種類の内のひとつで、海に囲まれた日本独特のものである。森林の中を流れる川は海に注がれるため、沿岸の森林状態が良くなければ魚も捕れないことが、江戸時代から認識されていた。魚附山・魚隠林・魚取場山などたくさんの呼ばれ方をされ、伐採を禁止する藩もあり大切に保護されてきた。魚つき保安林には、土砂の流出防止や綺麗な淡水の供給、栄養や餌となる物などを河川に送り出すことなどの役割があり、海における生態系に良い影響を与えている。全国の魚つき保安林の6割は北海道にあるが、岐阜県や埼玉県などの海なし県にもあり、沿岸の森林だけではなく生態系のつながりから、河川の上流にある森林も魚つき保安林として指定されている。

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