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植物園用語辞典

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  • コルク樹皮
    こるくじゅひ

    コルク樹皮とは、地中海地方に分布しているコルク樫の皮である。コルク樫は、ブナ科の常緑高木。ポルトガルが全体の3割程度を生産している。樹皮は表皮下8cmほどに海綿質の層として成り立ち、法律で、円周がある程度の太さに成長しないと採取できない。皮だけの採取なので、時間をおけば再生コルクもできるが、次の採取まで9年の時間を要する。樹齢が150〜200年なので、一本の木から15〜18回の採取が可能。樹皮は、乾燥、煮沸等の加工を経て、全体の9割以上がワイン等の栓(コルクストッパー)として利用されている。その大量の残材(コルクウェスト)を利用して作られた物が、コルクシートや、コルクタイルである。残りの削りくずも燃料として利用され、すべてが利用できるエコ材料だ。

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