植物園用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
現存植生図
げんぞんしょくせいず現存植生図とは、植生調査というどこにどの植物群が現時点で分布しているかの植物群落を調査し、その結果を地図上に示した物である。人が入りにくい場所が多いため、衛星写真や航空写真などを使いデータ収集をすることが多い。自然環境保全基礎調査により作成された日本全体の現存植生図は公開もされている。植物分布は気温や降水量に応じて形成。日本列島は南北に約3,000kmと長いため緯度によっての植生分布が見られ、海抜3,000m以上の山々もあるため標高によっての植生分布も見られる。例えば本州中部の高山地帯にある群落は、緯度の高い北海道では標高2,000m以下でも見られる。自然環境保全基礎調査の年度が異なる情報を比較し、日本列島の植生自然がどのように移り変わっているかを把握するのに役立つ。
全国から植物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の植物園を検索できます。