植物園用語辞典
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群集
ぐんしゅう群集とは、「生物群集」のことであり、ひとつの地域に生息する多様な種の動植物のまとまりを言う。様々な分類群から成り立っている。なお、動物の個体群が集まると動物群集と言い、植物の場合は群落と呼ぶ。群集にとって気候や地形・地質の条件は重要であり、環境要因によって大きな影響を受けながら形成。急激な環境変化が起こった場合、環境に適応できる動植物は固有の群集を形成するが、適応できない動植物が生息地を変えることで新たな群集が構成される。環境要因や相互作用などにより、高い均等性をもって多様な種が存在している安定した群集と、均等性の低い変化し続ける群集があり、規模も様々で、小さいが特徴的な群集も存在。群集の多様性は競争や食物連鎖などの相互作用などに影響を及ぼし、生態系の中で貴重な役割を果たすと考えられている。
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