植物園用語辞典
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銀葉系
ぎんはけい銀葉系とは、白っぽく見える葉を持った植物のことでシルバーリーフとも呼ばれる。葉っぱ自体は緑色で、表面にトリコームという白色の産毛のような物がたくさん生えているため、銀葉に見える物がほとんどだ。銀葉系植物の原産地は主に寒暖差の激しい砂漠や高山で、トリコームは強い日差しを反射し乾燥していても空気中の水分を取り込む役割を持つ。そのため、銀葉系植物は直射日光に強く、湿気に弱い性質。雪を感じさせる白い見た目のため冬に使う印象が強いが、一年を通じて寄せ植えなどに利用される。キク科のシロタエギクやアサギリソウ、ヒルガオ科の丸いハートのような形の葉を持つディコンドラなどは、葉っぱが主役になる銀葉系植物で、花も一緒に楽しむ物にはキク科のサントリナやユリオプスデージー、マーガレットに似た花のローダンセマムなどがある。
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