植物園用語辞典
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近交弱勢
きんこうじゃくせい近交弱勢とは、近親交配により個体数が減少すること。近親交配をすると有害遺伝子の発現率が高くなり、生存率は低くなる。個体数が減少すると自然災害などによっての大きな影響や、効果的な受粉ができずに絶滅する可能性も高くなり、さらに近交弱勢が進んでしまうことに。近交弱勢が進みひとつの種が絶滅してしまうと生物間相互作用で、その種に依存していた動植物も大きな影響を受け、絶滅してしまうこともある。昆虫によって花粉を運んでもらい受粉して種を付けていた植物は、その昆虫の絶滅により数が減少し、絶滅に向かう。種を広範囲に落としてくれていた動物が絶滅してしまうと、下に種が落ちるだけになってしまうため近交弱勢が進んでしまう。
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