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植物園用語辞典

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  • 競争排除則
    きょうそうはいじょそく

    競争排除則とは、生存、繁殖に必要な食料や生活の場所が同じ種は、その資源を取り合うことになるため、共存が難しく、どちらか一方が滅びると考えらえる理論のことを言う。生物は集団で生活しているのが常であるが、限定された地域に2つの種が同じ食物を食べて生息しているときは、どちらか一方の種によってもう一方の種の繁殖や成長を妨げることになる。これを競争と言い、多くの生態学者が古くから主張していたものである。ソビエト連邦の生態学者ガウゼが、競争についてゾウリムシを用いた詳細な研究をし、食物、住みかなど生存に必要な要求を完全に同じくする2種の生物は、同一の場所において共存することは不可能であるということを実証した。競争排除則に実証的根拠を与えたことにより「ガウゼの競争排除則」または「ガウゼの法則」とも呼ばれる。

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