植物園用語辞典
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ガウゼの法則
がうぜのほうそくガウゼの法則とは、同じ生息場所、同じ食べ物を要する生物同士では、一方が生き残り、もう一方は排除されるという考え方のことを言う。食べる物の種類を分けることや、生息場所を分けることでそれぞれが共存することができる。例えば、同じサイでもシロサイとクロサイでは食べる物が異なる。シロサイの口は横に広がり、平たい形状だ。これは、平地に生える草を食べることに適しているから。一方、クロサイの口は尖った形状をしており、木の枝の間に生えている葉を食べることに適す。同じ草食動物であっても、食べ分けすることによって、個体として生き残ることができる。同じ生息場所においても他の動物と共存できるよう進化するのである。
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