植物園用語辞典
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階層構造
かいそうこうぞう階層構造とは、森や林など高さの違う植物が共存している場所において、縦にいくつかの層をなしているように見える場合がある状態を言う。植物の種類によって成長できる高さに違いがある。最も高い層を林冠と言い、林冠を構成するものを高木層、やや低いものを亜高木層、林冠まで達しないものは低木層と呼ぶ。さらに低いものは草木層、最も低い層の植物は蘚苔植物または林床植物と呼び区別されている。最も階層構造が発達するのは熱帯多雨林であるが、階層の数や、層をどれ程区別できるかは森林によって違いがある。階層構造の森林では様々な環境ができるため、植物は多様化。これにより動物の住みかも多くつくられ、動物も多様化することとなる。英語ではstratificationが当てはまる。
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