植物園用語辞典
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エチレン
えちれんエチレンとは、植物が作り出すホルモンのことで炭素と水素から成り、種子の発芽促進や開花の抑制、落葉を促し果実を成熟させるなど様々な働きをする。植物の一生の中で初期の発芽する時期はエチレンの生成が多く、成長するにしたがって減少。落葉の時期にはまた増大し、熟成した果実からはたくさんのエチレンが生成され、バナナの産地で緑色の物を収穫した際、エチレンを使って黄色く熟成させている。また、外部刺激によってもエチレン生成の量が変化。接触などにより植物がストレスを受けたときや、病気などに感染したときにもたくさん生成される。エチレンから作られるポリエチレンなど、工業用に利用する物は大量に必要なため、石油などから生成されている。
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