植物園

植物園用語辞典

植物園用語辞典 植物園用語辞典

文字サイズ

  • アレンの法則
    あれんのほうそく

    アレンの法則とは、恒温動物の同一種及びその近縁種の間では、寒い地域に生息するほど、耳や尾、鼻など体の突出物が小さくなる傾向のことである。恒温動物は、食物のエネルギーを熱に変換する「代謝」によって、体温をほぼ一定に保つ体の仕組みを持っている。寒い地域では、外部の冷気によって失われる体温を代謝によって補わなければならない。そのため、体から放出される熱が少ない方が生き抜くために有利だ。耳など、体の突出物が大きい程体表面積は大きくなってしまうため、体から放射する熱は多くなる。突出物を小さくすることによって、放射する熱を抑えているのである。アメリカの動物学者ジョエル・アレンが、北アメリカに生息する野ウサギ属を例に挙げた仮説を提唱し、1877年(明治10年)に発表された法則だ。

用語辞典トップへ戻る

全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の植物園を検索できます。

キャラ一覧

ページ
トップへ
ページトップへ