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  • アレロパシー
    あれろぱしー

    アレロパシーとは、植物が他の種の発育を阻害、抑制または促進する働きのことで、別名「他感作用」と言う。発芽してからは移動して身を守ることができない植物が、動物や他の植物から身を守り生き残るための競争のひとつ。植物が自ら化学物質を作り出し、根や葉などからそれを放出することによって、他の植物が侵入できなくなる。セイタカアワダチソウやヨモギなどで一面がその植物のみとなるのはアレロパシーによるものだ。農業では、アレロパシーを利用して、除草剤を使用せずに雑草を抑制する方法が注目されている。稲わらや落葉を敷いた地面では雑草が育ちにくいことは良く知られているが、これは落葉などの植物の残滓からもアレロパシーの働きを持つ化学物質が放出されるためである。

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