植物園用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
アリ植物
ありしょくぶつアリ植物とは、アリを体内に住まわせているという特徴をもつ植物のこと。アリ植物には、防衛共生型アリ植物と栄養共生型アリ植物の2つのタイプがある。ひとつ目の防衛共生型アリ植物は、アリに餌やすみかを提供することにより、植物にとって外敵となるものから守ってもらっている植物のこと。防衛共生型アリ植物の多くは、特定のアリ種とだけ、独特な共生関係を結んでいる。ふたつ目の栄養共生型アリ植物は、アリにすみかを提供することにより,アリが集めた餌の残りや糞などを無機栄養源として利用している植物のこと。どちらもアリとアリ植物の間には相利共生関係がある。世界の熱帯多雨林域には、アリ植物のほとんどである約600種類が植生している。
全国から植物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の植物園を検索できます。