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植物園情報

植物園での植物学者の役割



植物園の役割は、いろいろな植物を集めて、生きた標本として展示することがあります。さらに、植物学の研究・教育・普及活動を行なうことも、植物園の大切な役割です。この役割のなかで欠かせないのが植物学者です。

植物学者とは

植物学者とは

植物学者とは、植物形態学、植物発生学、植物生理学、植物地理学、植物生態学など植物に関わる多様な学術分野の研究に取り組み、普段は大学・大学院で専門教育と人材育成に携わっていることが多いようです。その活動の一環として、大学と植物園が連携し、植物学者が中心となってさまざまな研究・教育活動に携わっています。例えば、まだまだ謎の多い植物の起源や染色体、DNAの解明に挑戦していたり、絶滅危惧種となった植物の繁殖法を研究するなど多彩な活動を大学と植物園が一体となって行なっています。

植物園での活動

植物園での活動

植物学者は植物園と関わりながらどんな活動を行なっているのでしょうか。おおよそ次のような役割をこなしているようです。

植物を集める

植物を集める

全国あるいは世界をフィールドに珍しい植物の採取を行なうこともあります。テレビや映画で、植物学者がまるで探検家のような格好でジャングルの中を探索している様子を見たことはありませんか。植物園で見学した珍しい植物の中、いくつかは植物学者が現地で採取したものと考えていいでしょう

植物を保存する

植物を保存する

植物園が植物を集めるのは、展示をするためだけではありません。植物学研究や育種のため、さらに植物の遺伝資源保存の目的があります。遺伝子資源の保存では、植物群を系統的にすべて保存するという方法が望まれます。当然変異などが重なって元の種が消滅していく植物があれば、その遺伝子を残し、人工的に守っていくことも植物園の役割であり、それを担うのが植物学者です。

採取した植物をさく葉標本(さくようひょうほん)として残すことも植物学者の仕事です。さく葉標本(さくようひょうほん)とは、いわゆる押し葉式の乾燥標本のこと。花だけでなく、葉、茎、根までも付いた植物の標本です。その標本に、採取場所、採取年月日、地理、生態などあらゆる植物データを記入し保存します。

植物の戸籍調べ

植物の戸籍調べ

採取した植物を系統分類して整理し、生理・生態・細胞遺伝子学的な性質から用途まで調べて、これらのデータを植物標本とともに集積し、必要なときに活用できるデータとして管理します。例えば、学生や植物の専門家、植物産業関係機関からの問い合わせにも的確に回答できるような植物の生きた辞書の役割を担うものを植物学者が中心となって制作しているのです。

植物産業の発展に貢献

植物産業の発展に貢献

作物の新種を開発したり、これまであまり利用されていなかった低利用作物を開発して作物の多様化を図ることが、植物産業の発展には重要です。そのための研究の舞台として植物の情報を集約した植物園が利用されることが多くなっています。植物園(植物学者も含む)と企業や植物産業に関わる団体などのプロジェクトで、食品・薬用などで応用可能な作物の開発を行なっています。

教育活動

教育活動

植物園では、いろいろな講習会・勉強会が開催されています。子どもから大人までそれぞれの対象に応じた講習会・勉強会をサポートしているのが植物学者です。子どもたちには楽しく学べる学習を企画し、大人たちには植物の育て方から専門的で特殊な専門コースまで、受講者のニーズに合わせたプログラムの企画・実施を行なっています。