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植物と芸術「ボタニカルアート」



ボタニカルアートと聞くと、最近作られた新しいアートと思う人もいるかもしれませんが、実はその歴史は古く、起源は古代ギリシャにまでさかのぼります。ボタニカルとは植物学の意味であり、すなわち植物を植物学的に忠実に描いた作品のことをボタニカルアートと言います。最近では、植物園でもボタニカルアートのコンクールが開催されており、植物を用いた芸術において今最も注目されている分野です。

ボタニカルアートの定義

ボタニカルアートの定義

ボタニカルアートは主に標本画と、生態画の2種類に分けられます。標本画とは、対象の植物を標本のように正確に再現するもので、花や葉、茎、枝はもちろん、根まで鮮明に描写するものが多いです。また、花から実へ変化する様子や若葉から紅葉へ色づく季節の流れを同一画面に描くこともあります。そもそもボタニカルアートの目的は、草花や樹木などの姿や形、細部の構造を正確に記録し、再現することです。そのため、植物の大きさは実寸で描くことが原則となり、描く際には植物の寸法や画面の寸法を計測するために物差しは必需品となります。また、標本画の特徴とも言えるのが、背景を全く描かないことです。これもまた、あくまでも植物だけを正確に描くことが目的であり、周囲の状況を説明する必要はないからです。しかし、生態画は標本画と異なり、目的の植物とその周辺の草花、あるいは地面に落ちている葉や木の根まで描きます。生態画の目的は、対象の植物の形や姿だけでなく、そのまわりの植物や植生のあり方まで正確に記録し、再現することなのです。そのため、植物が生えている場所は環境まで鮮明に説明する必要があります。

ボタニカルアートを描いてみよう!

ボタニカルアートを描いてみよう!

ボタニカルアートを描くときのポイントは、いかに正確に植物を描くことができるかということです。そのため、彩光、照明、壁の色など室内の環境を整えることがとても重要です。植物の色が壁の色に影響したり、錯覚することがないように、白い壁でない場合は植物のまわりに白い布か画用紙を立てましょう。また、描く対象の植物を元の生えていた状態のように正確にセットすることも大きなポイントとなります。花を生けるときに使用する剣山や生け花用のスポンジを利用して、角度を調節しながら植物を立てて固定しましょう。このように正確に描く準備さえ整えれば誰でも簡単にボタニカルアートを始めることができます。あとは拡大鏡と物差しを利用して、植物をじっくり観察しながら描いていきましょう。