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苔(コケ)植物の意外な正体



苔(コケ)を眺めているとなんだかほっこりした気持ちになる、という理由から、最近、苔の園芸を楽しむ人が増えています。植物の根っこを苔で包んだ「苔玉」や苔といっしょに小さな草木を植える「苔盆栽」、雄大な自然の風景を盆の上で表現する「苔盆景」、透明の容器の中で苔を育てる「苔テラリウム」など苔の楽しみ方はいろいろですが、苔の正体は意外と知られていないのではないでしょうか。

苔は太陽が大好き

一般的に苔と呼ばれているのは、分類学上では蘚苔類、または苔植物といいます。日本だけでも2500種以上が生育しています。

苔というと、じめっとしたうす暗い場所が好きと思われがちですが、実は太陽が降り注ぐ明るい場所が大好きです。生きていくための養分を光合成によって作っているため、太陽がないと生きていけません。

支えあって仲間と生きている

苔には、水分を吸収する葉っぱと茎はありますが、根っこはありません(仮根という体を固定させるための仮根はあります)。しっかりした根を持たないため、苔の仲間同士が集まってお互いを支えあい倒れないようにしています。また、苔には水分を保存しておく器官がありませんが、仲間同士が寄り添うことで作られる隙間に水分をためることができています。その点でも、生きていくためには仲間の存在が不可欠です。

天気のいい日は、茶色っぽい色をしている

苔は、天気のいい日は、茶色っぽい色をしているため、身近にあっても気づかないことがあります。これは、体内の水分が蒸発しないように葉っぱを閉じているからです。身近な場所で苔をみつけるなら、雨上がりか朝露の降りた早朝がいいでしょう。緑の葉っぱをひろげた緑色のきれいな苔が見られます。

こんなところで苔がみられる

苔は、川辺などの水のほとり、山の斜面や土手、木の根元、岩壁などに生息しています。意外に、光の当たらないうっそうとした森には、光を必要とする苔は生えていません。こうした自然の多い場所だけでなく、コンクリートに囲まれた街中でも多く見られます。

塀や堀のコンクリートをはじめ、公園や庭に生えている木の根元、家と家の間の隙間の細い通路、植木鉢のくぼみやベランダ、屋上の手すりの下など、人に踏まれないすみっこなどに生息しています。一度、身近な場所を注意深く観察してみてはいかがでしょう。

苔の3つの仲間

蘚苔類である苔は、蘚類、苔類、ツノゴケ類の3つの仲間に分けられます。

蘚類
葉と茎の区別がはっきりしているものが多く、茎が立ち上がっているものと地面を這うものがいます。苔玉や苔盆栽の材料によく使われる、ミズゴケやハイゴケなどは蘚類になります。
代表的なものには、ゼニゴケがあります。
苔類
乾燥が苦手で、日蔭のじめっとした場所や水際を好んで生育しています。
ツノゴケ類
3つの仲間のなかで発見されている数が最も少ないのがツノゴケ類です。名前の通り、ツンツンと立った角状の胞子体を持っていることが特徴です。

苔の花言葉

苔は、花が咲かないのに、花言葉があるのです。母性愛、信頼、孤独、物思いです。岩肌をふんわりと覆うコケと、子供を大きな愛で包み込む母の姿に共通点があるのでしょう。1月22日、1月29日、8月10日、12月2日生まれの人は、苔が誕生花です。苔玉や苔盆栽をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。