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日本人は海の植物の海藻がお好き



海藻は、食卓に並ぶことも多い身近な植物です。海藻は、陸上植物と違って、根や茎、葉が分かれておらず、体全体で光合成を行なって養分を吸収して生きています。海藻の種類は豊富で、布のようにしなやかなものから、石のように硬いもの、かさぶたのように岩に這いつくばるものなど、様々です。日本の海で生息している海藻は2000種類に及ぶと言われていますが、その分類は色によって分けられているようです。

海藻の種類

海藻の種類

海藻は、一般に色によって分類されており、陸上に近い表層から順に緑藻植物、褐藻植物、紅藻植物となっていきます。

緑藻(りょくそう)植物

緑藻類は、緑の海藻をいいます。緑藻類のほとんどが淡水の川や湖に生息しています。よく知られているのが、食用として利用されているアオノリ。その体は平たくなっていますが、よく観察してみると2層からなる膜のような形をしています。ちなみに、アオノリの中で美味しいとされているのは、アギアオノリで、現在では四万十川・吉野川など水のきれいな川で養殖されています。

褐藻(かっそう)類の海藻

褐藻類は、褐色をしているのが特徴です。大きさはまちまちで、30㎝程度のものから10mを超える巨大なものまで様々です。また、食用としても知られるぬるぬるとしたモズク類もあれば、ワカメのような葉状形もあり、さらには茎、葉、根のある樹状形などもあります。

紅藻(こうそう)植物

紅藻類は、赤っぽい色をした海藻です。4000種類ほどあり、そのほとんどが海に生息しています。姿は、ひも状や葉状になっており、テングサ、オゴノリ、イギスなどが知られています。寒天の原料となるテングサは赤っぽくありませんが、これは天日干しを繰り返すことで退色したためです。海藻とは異なりますが、サンゴも紅藻に含まれています。

海藻は冬に成長

海藻は冬に成長

一般にはあまり知られてませんが、海藻は陸上の植物と違って冬から春にかけて種類・量ともに最も多くなります。夏の間は、肉眼ではみえないほど小さな体に変わったり、枯れてしまうものが多いのです。それでも、体の大事な基部だけ残し、頑張って夏を乗り越えると、水温が低くなる秋から成長を始めます。視覚的に冬の海と夏の海の色合いが異なるのは、この海藻が大きく影響していると言われています。

海藻と海草は異なる

海藻と海草は異なる

海藻と海草は似ているようで違います。海藻は、藻類なので花はなく、胞子によって増えていきます。食用として利用されている種類が多いのも特徴です。一方、海草は花を咲かせ種子を作って子孫を増やしていきます。ほとんどの種類の海草は食べられません。

植物園で海藻に触れる

植物園で海藻に触れる

海藻は、植物園でも見学できます。茨城県つくば市の国立科学博物館筑波実験植物園では、準絶滅危惧種に指定されていたウミヒルモの人工栽培に成功し、注目を集めています。また、

海岸に漂着した海藻で染物を作ったり、海藻で押し花を作ったり、という体験型のイベントを行なっている植物園もあります。ぜひ、植物園で珍しい海藻を見学し、触れてみて下さい。