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植物園情報

身近な場所で生息するシダ植物



シダ植物は、コケ植物のように花の咲かない「隠花(いんか)植物」です。シダ類と言うと、ワラビやゼンマイのように山間の斜面などで採れる食用の植物を想像しますが、そのしっとりとした雰囲気から観賞用として重宝されており、園芸ショップでも木性シダ類の幹やゼンマイ類の根塊などの植物が数多く広く販売されています。植物園でも、国内はもとより東アジアが原産のシダ植物が多彩に栽培され、見学者をひきつけています。

シダは4億1千年前から生息

シダは4億1千年前から生息

シダが地球上に誕生したのは4億1千年前頃と言われています。シダは、もともと水中生活をしていましたが、地球の変化で陸上生活が必要になってきたため、水分を地表に運ぶ維管束(いかんそく)を発達させながら、体の組織を分化し、丈夫な組織をつくりあげてきました。そのためシダは、植物の体を支えたり、体の各部に水分や養分を運んだりする維管束が大きな特徴となっています。また、「胞子で繁殖する」「胞子体は配属体(前葉体)に比べて著しく大きく発達している」「前葉体(ぜんようたい)は小さく、胞子体から独立して生活する」といった特徴をもつ植物をシダと呼んでいます。

外見的にはシダには、茎、葉、球根を保護する鱗片(りんぺん)に特徴があります。

シダの茎は、地中や地表にあることが多く、そのような茎を根茎と呼んでいます。根茎には、直立型、斜上型、横にはうものがあります。
小葉と大葉の2種がありますが、多くは大葉です。葉身は、単葉のものから細かく羽状に分かれているものまで多様な種類があります。
小葉類
ヒカゲノカズラ植物門ヒカゲノカズラ類、ヒカゲノカズラ目、イワヒバ目、ミズニラ目など
大葉類
ハナヤスリ目、ハナヤスリ、ハナワラビ、マツバラン、イヌナンカクラン、トクサ、スギナ、ゼンマイ目、コケシノブ目など
鱗片
葉柄や軸にある鱗片や毛は種類によって特徴があります。色、濃淡の種類、辺緑の状態、基部の状態が種ごとに異なります。

食用になる芽吹きの観察

食用になる芽吹きの観察

食用のシダの多くは、ぐるぐる巻き込んだ芽吹きの部分です。芽吹きは、一般には春から初夏にかけて見られますが、芽吹きの時期で、形や色調にいろいろな変化があり、気温の上昇とともにその成長の様子を観察することもシダ植物の楽しみのひとつとなっています。

どんな場所でどんなシダが育つのか

どんな場所でどんなシダが育つのか
日当たりのよい南側の山の斜面
ワラビ、スタジイ、タブノキ、シラカシなどの常緑樹林、ところどころにコナラ、クヌギなどの落葉樹が見られます。
日当たりの悪い北向きの斜面
日当たりの悪い北向きの斜面では、ムクノキやケヤキ、イヌシデなどの常緑樹も見られます。
農家の近く
渇いた斜面には10㎝制度のシダが生息しています。
ベニシダ、トウゴクシダ、フモトシダ、ミゾシダ、トラノオシ
山道
ゆるい斜面には落ち葉が積り腐植質にとんだ土壌が形成され、50~70cmのシダが育ちます。
ベニシダ、トウゴクシダ、アスモカイノデ、オオバノイノモトソウ
固い基盤で西向きの明るい場所
小型のベニシダ、コモチシダ、ヤマイタチシダ、ミゾシダ、アスカイノデなどが高密度に生えています。
海岸崖地
強風時に海水の飛沫がかかるような海岸を好んで生息する種類もあります。
ハマホラシノブ、ホラシノブ、オニヤブソテツ