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虫も栄養分にする食虫植物



食虫植物とは文字通り、虫を誘い出し、補虫し、消化・吸収して、それらを養分とする植物です。世界に600種以上、分類学的は12科19属が確認されており、多くが養分の少ない痩せた酸性の土地で育ったものです。

足りない養分を虫で補います。

食虫植物といっても、基本は一般的な植物と同じで、光と水があれば生きていけます。光合成で十分育ちますので、養分に恵まれた環境で育っていれば、わざわざ虫を捕まえて餌にする必要はありません。しかし、養分の少ない痩せた土地で育っている植物は、足りない養分を補うために虫を食べていました。それが食虫植物として進化しているのです。

虫を捕まえ方は3つあります。

虫の捕獲方法には、「はさみこみ式」、「とりもち式」、「落とし穴式」の3種類があります。

はさみこみ式

針状突起の根元にある蜜に誘われて虫がやってきて、葉の内側にある感覚毛に2度触ると、葉が閉じて虫を捕まえます。そして消化・吸収されてしまいます。なんと、葉が閉じるスピードは0.5秒です。

主な植物:ハエトリソウ
ハエジゴク、ハエトリグサとも呼ばれています。熱帯の植物のイメージがありますが、実際は北アメリカのノースカロライナ州、サウスカロライナ州を自生地としています。環境としては日本に似た四季のある土地で育つ植物です。

とりもち式

虫が腺毛の上にとまると、腺毛が巻き込むように動き、虫を捕えます。腺毛から消化液を出して、消化・吸収します。

主な植物:モウセンゴケ
温帯から亜熱帯にかけて広く分布し、南北アメリカ、ヨーロッパ、東南アジアに自生し、日本にも自生しています。分布域が広いことが特徴でもあります。

落とし穴式

蓋の裏にある蜜に誘われてやってきた虫が、襟の部分にとまると、袋の中に滑り落ち、中にある消化液で消化され、吸収されるという仕組みです。

主な植物:ウツボカズラ
蔓性の植物で、自生地はマレーシア、スマトラ、ボルネオ、フィリピン、タイなどの東南アジアやオーストラリア、スリランカ、などの熱帯地方中心です。これまでに70種類が確認されてます。捕虫袋の色や形や大きさも様々で、袋の付き方や襟の形に特徴があり、観賞価値が高い植物です。

通販やホームセンターで手軽に購入できます。

最近は、ホームセンターの園芸コーナーでも入手できるようになりました。販売されるのは、基本的に初夏から夏にかけてで、成株のみです。栽培に必要な用土や用具もホームセンターで手に入れることができます。種苗を扱う大型園芸店は、ホームセンターに比べ、食虫植物を取り扱っている時期も長く、初夏から秋にかけて置いてあるところもあります。また、通信販売を行っている農園もあります。

あまり触れすぎないように・・・。

よく陽のあたる場所で育てますが、夏場はあまり直射日光を当てない場所で育てます。水は、灌水(水やり)と腰水(容器に水を張り、鉢の高さの1/3~半分くらいまでを浸けて、鉢の底から水を吸わせる給水方法)を行ないます。とくに夏場は腰水を切らさないことがポイントです。冬場は、休眠する植物が多く、地上部は枯れますが、地下部は球根として生きています。株分けは休眠中の2~3月が適しています。植え替えは、そのタイミングがベストです。

生育の注意点は、指で捕虫葉に触れると虫が入ったと勘違いして葉を閉じます。これを面白がって何度もやっていると、葉が枯れてしまうので注意して下さい。