ご希望の植物園[ガーデニング]情報を無料で検索できます。

施設検索/ホームメイト・リサーチTOP

ホームメイト植物園[ガーデニング]リサーチ

植物園情報

お茶から庭木まであるツバキ科の植物



ツバキ科の植物は、世界の熱帯から亜熱帯を中心に、約30属、500種が分布しています。日本には8属、20種が分布。常緑樹、または落葉樹で、高木も低木もあり、多くの品種があります。ツバキの他、サザンカ、サカキ、チャノキ、モッコクなどがあります。

童謡「たき火」でおなじみの「サザンカ」

童謡「たき火」でおなじみの「サザンカ」

サザンカ(山茶花)は、ツバキ科ツバキ属の耐寒性の常緑高木です。花色は、白や赤、ピンクなどがあり、単色だけでなく斑入りもあります。一重咲きや八重咲き、半八重咲きなど多くの品種があります。生け垣や庭園樹、公園樹などに多く利用されています。同じツバキ科ツバキ属のツバキ(椿)とはよく似ていて、パッと見ただけでは区別が付きにくいようです。サザンカもツバキと同様に結実し油も採取されますが、大きな違いは花の咲く時期で、サザンカは「たき火」の歌にも出てくるように、秋の終わりから冬にかけて咲くのに対し、ツバキは冬から春にかけて咲きます。また、サザンカは花が丸ごと落ちるのではなく花弁がバラバラに散るため、地面に落ちた花を見ると違いがわかります。さらにツバキには香りがありませんが、サザンカの花からは良い香りが漂います。

葉からお茶が作られる「チャノキ」

葉からお茶が作られる「チャノキ」

チャノキとはツバキ科ツバキ属の常緑樹で、葉から飲用の緑茶や紅茶が作られます。奈良時代に薬用として中国から渡来し、鎌倉時代から栽培が始まりました。お茶の産地へ行くときれいに剪定された緑の茶畑がよく見られますが、個人の庭ではあまり栽培されません。秋の終わり頃から初冬にかけて白い花を下向きに咲かせます。チャノキの品種は、緑茶に適した中国種と、紅茶に適したアッサム種の大きく2種類に分けられます。茶の葉は八十八夜の頃(5月上旬)に摘むのが一番茶で、7月に二番茶、8月に三番茶、9月に四番茶を摘みますが、最近は、二番茶までしか摘みません。新茶は一番茶のことをいい、最も品質がよいお茶とされています。「緑茶」「中国茶」「紅茶」の違いは製法の違いによるもので、「緑茶」は発酵させないもの、「中国茶」は半発酵させたもの、「紅茶」は完全に発酵させたものです。

庭木の定番「モッコク」

庭木の定番「モッコク」

ツバキ科モッコク属の常緑性の広葉樹です。地味な木ですが、庭木としては定番で、モチノキ・モクセイと並んで「三大庭木のひとつ」とも言われています。また、江戸五木 (モッコク・アカマツ・イトヒバ・カヤ・イヌマキ)のひとつでもあり、江戸時代から大切にされてきたようです。7月頃に淡いクリーム色の花をつけ、花のあとにはサクランボくらいの大きさの丸い実をつけて秋には赤く色づきます。熟すと果実の皮が裂けて中から濃い赤色の種子が見えます。この時期、緑の葉と真っ赤な実とのコントラストが魅力です。モッコクの木材はきめ細かく緻密で床柱や櫛(くし)などに用いられるほか、樹皮からは茶褐色の染料が作られます。おしべとめしべを持つ両性花を咲かせる株と、めしべが退化しておしべだけの雄花を咲かせる雌雄異株とがあり、雄花は実を付けません。