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植物園の秋「心安らぐ花を鑑賞しよう」



秋風が吹く頃には、夏の元気な花は姿を消し、秋の花たちが登場します。春や夏の花よりも地味な花が多く、花期も短いので、時期を逃さないように楽しみたいもの。ここでは代表的な「コスモス」「キンモクセイ」「キク」を紹介します。

秋風に揺れる可憐な「コスモス」

秋風に揺れる可憐な「コスモス」

可憐なピンクの花が、秋風に揺れる姿に秋の訪れを感じる人も多いでしょう。秋の代表の花「コスモス」は、ピンク以外に、白やオレンジ色、黄色、チョコレート色など様々な色や、八重咲き、筒状の花びらなど数多くの品種が出回っています。サクラに似ているため「秋桜」とも呼ばれています。ところで、コスモスの葉を見たことはありますか?他の植物に比べて非常に細くなっています。これは、コスモスの原産がメキシコであることに由来しています。メキシコの乾燥と強風から身を守るために、細い葉で水分の蒸発と風の抵抗を少なくしているのです。また、コスモスもヒマワリ同様、たくさんの花が集まった「頭状花序(とうじょうかじょ)」と呼ばれる形をしています。真ん中の黄色い部分は、花びらやおしべ、めしべを持った「筒状花」(とうじょうか)といいます。そして花びらに見える部分は「舌状花」(せつじょうか)というおしべ、めしべがない花で、虫にアピールする役割を果たしています。長野県の「旬花咲く黒姫高原」では、約100万本のコスモスが楽しめます。

甘くやさしい香りに心奪われる「キンモクセイ」

甘くやさしい香りに心奪われる「キンモクセイ」

小さなオレンジ色の花から甘くやさしい香りを放つ「キンモクセイ」。ジンチョウゲ(沈丁花)、クチナシ(梔子)とともに「3香木」と呼ばれ、公園の植栽や生け垣などに多く用いられています。キンモクセイは雌雄異株で、雄花だけを咲かせる株と雌花だけを咲かせる株とが分かれています。交配して結実するためには、雌雄両方の株が必要となりますが、日本のキンモクセイはほとんどが雄株のため、結実しないと言われています。「金木犀」の名の由来は、樹皮がサイ(犀)の皮膚に似ていることと、金色の花を咲かせるところからきています。キンモクセイの英名はフレグランスオリーブ。その香りは実はアブだけが好むニオイで、他の虫は寄せつけないとか。この香りは開花が短くても効率的に受粉するための武器でもあるのです。静岡県、三島市の三嶋大社にあるキンモクセイは樹齢1200余年の巨木で、天然記念物にも指定されています。9月上旬と9月下旬から10月上旬にかけて2度開花し、花と香りを楽しむことができます。

和の風情を楽しむ「キク」

和の風情を楽しむ「キク」

日本の秋の花の代表選手は何と言ってもキクの花。鉢植えや観賞用として親しまれている他に、仏花やお葬式にもよく使われています。また食用として用いられたり、料理の飾りにもよく使われます。独特の仕立て方や盆栽などがあり、秋になると各地で品評会や菊まつりも開催されます。キクが中国から日本に入って来たのは奈良時代。江戸時代以降、一般の人々の間でキク作りが広まり、栽培技術や品種改良が進みました。キク細工や菊人形が作られ始めたのもこの頃です。またキクは皇室の紋章として、1868年(明治1)に定められました。以来一般の人がキクを紋章に使うことは禁じられています。キクの葉や花から漂う良い香りの正体は「テルペン」という物質で、頭がすっきりするアロマテラピー効果があります。愛知県渥美半島にある田原市では、日照時間が短くなると花を咲かせるというキクの性質を利用した電照(でんしょう)菊の栽培がさかんで、輪菊の生産量が全国一を誇ります。