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植物園[ガーデニング]
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植物園情報

世界から見た日本の植物園の特色とは?



イギリスの「キュー王立植物園」をはじめ、世界には歴史と伝統のある植物園が多くあり、その規模や内容もまた非常に多様です。では、こうした世界の植物園のレベルから見た時、日本の植物園の水準はどうなのでしょう?また、その特色や社会的価値はどこにあるのでしょう?

スケールの大きさだけに限れば、国土の狭い日本において、世界に並ぶような大規模な植物園はなかなかありません。しかし、日本にも個性的で多様な植物園が多くあります。

もとは植物研究の場として発展

もとは植物研究の場として発展

ヨーロッパの植物園の前身が修道院の薬草園であったように、日本の植物園で最も古い歴史を持つ「小石川植物園」の前身もまた徳川幕府が造った薬草園でした。洋の東西を問わず植物園は、薬草園を起点に植物研究の場として発展してきました。そのため、世界的に植物園が研究機関となっている例が多くあります。

植物園で行なわれる植物研究は、主に植物を系統分類し、その生態や遺伝子的性質、用途など、様々なデータを植物標本とともに集積していくことです。欧米の植物園はもちろん、アジアでも「シンガポール植物園」「ボゴール植物園」など歴史の古い植物園では、植物標本を所蔵したハーバリウム(植物標本館)が充実しています。この標本の点数は、植物園の研究活動を表す指標といえます。

「パリ植物園」と一体となっている自然史博物館が約1000万点以上の標本を所蔵するのを筆頭として、海外の植物園には100万点以上の植物標本を所蔵するものが少なくありません。一方、日本では「小石川植物園」が最も多く、約150万点。これは国際的には中規模の標本館といったところです。日本の多くの植物園は、世界の植物園と比べると残念ながら標本の保有数が圧倒的に少ないようです。

生きた植物を見せる植物園

生きた植物を見せる植物園

規模や施設、学術的な価値など、いろいろな面で世界の植物園に遅れを取ってはいますが、日本の植物園に魅力がないわけではありません。花を咲かせる栽培技術、それを見せる演出力は世界のトップに引けを取っていません。

植物園は、植物を系統的に収集し、それを保存、育成栽培して生きたままの姿で展示するための施設です。研究機関であるとともに、生きた植物を見せるのも大きな目的のひとつ。ただ見せるのではなく、周辺の景観や来園者の動線にも配慮して植栽し、品種名や学名などもしっかり表示。美しく、楽しく、植物に興味が持てるように見せてくれるのが植物園です。

憩いの場としての植物園

憩いの場としての植物園

日本の植物園の多くは、都市公園が不足していた戦後、市民の心にうるおいを与える施設として造られました。市民のレクリエーション的な機能、公園的な機能が強い植物園が多く造られました。こうした植物園は、普通の都市公園と何が違うのでしょう?それは植えている植物に植物学的な価値があるかどうか、そして植物について学習できるかどうか。憩いの場であるとともに、教育的な配慮がされているのが植物園です。