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植物園情報

フランス式庭園



左右対称に並べられた花壇、美術品のように成形された植栽など、日本の植物園や公園でもごく普通に見られる風景ですが、実はこれらは全てフランス式庭園の様式を取り入れたものです。ここでは庭園形式の中で最も芸術的と言えるフランス式庭園を紹介します。

フランス式庭園の歴史

フランス式庭園の歴史

17世紀後半、ひとりの天才庭師の登場によってフランス式庭園は美術品のような幾何学庭園に発展し広まっていきました。それまでフランスにおける庭園は、ルネサンス期に流行したイタリア式庭園の影響から、建築家が建築物をとりまく庭園まで設計し、あくまでも建築物の延長線上に存在していました。このような建築家と造園家の上下関係を壊し、全く新しい庭園文化を作りあげたアンドレ・ル・ノートルは、1661年、最初の大庭園「ヴォー・ル・ヴィコント」を完成させ、その余りにも美しい造形美に貴族達は驚き、瞬く間にその名は知れ渡り天才庭師としての地位を確立させていきました。その後、ル・ノートルはルイ14世から指示を受け、フランス式庭園の最高傑作である「ヴェルサイユ宮殿」の庭園を作りあげました。フランス式庭園の様式は約1世紀の間、全欧を席巻しましたが、ル・ノートルを超える造園家は現れなかったと言われています。

フランス式庭園の特徴

フランス式庭園の特徴

フランス式庭園は、権力者たちにとって、支配する世界の広さを示す証であり、そこに求められるものはひとつの成熟した世界を作り出すことでした。そのため、フランス式庭園の最も重要なポイントは、壮大な見晴らしにあります。イギリス式庭園のように庭や外に広がる自然風景を楽しむということはなく、自然を人の手で制御し思いのままに整形した異空間に圧倒されるという楽しみ方を必要としていました。敷地を樹林で囲み、中央から中心軸を引き両サイドに花壇や並木、通路、噴水、池などを左右対称に配置することで、奥行きと広がりを強調させます。なかでも花壇が最大の特徴で、ツゲを基本として作られたトピアリーは、規則的なデザインで各部分のバランスが完璧に取れていなければいけません。四角や円形、渦巻きなどに刈り込まれたトピアリーは、「緑の建築術」とも言われています。

誰もが憧れる宮殿の庭

誰もが憧れる宮殿の庭
ヴェルサイユ宮殿の噴水庭園
世界遺産に登録されている誰もが一度は訪れたいパリの大庭園。フランス式庭園史上最も豪華で大規模なため、宮殿よりも労力をかけて作られたと言われています。
ヴォー・ル・ヴィコント城の元祖フランス式庭園
フランス式庭園の様式を確立させたフランス初期の傑作である庭園。イル・ド・フランス地方にあり、現在では珍しく個人所有のお城で、レオナルド・ディカプリオが主演した映画の撮影にも使われています。
ヴィランドリー城の復活を遂げた庭園
世界遺産であるロワール渓谷内にあるルネサンス様式の古城の庭園。20世紀初頭に荒れ地になっていた庭園をスペインの医師が買い取り、見事なフランス式庭園を復活させました。幾何学模様が複雑に組み合わされたデザインが見事な美しい庭園です。