ご希望の植物園[ガーデニング]情報を無料で検索できます。

施設検索/ホームメイト・リサーチTOP

旅探
植物園[ガーデニング]
トップページへ戻る
トップページへ戻る

植物園情報

イタリア式庭園



イタリア式庭園は、フランスやイギリスで独自の庭園様式が生まれる以前のルネサンス期に古代社会の理想を取り戻すために作られました。イタリアの長く深い歴史が織り込まれた庭園は、美しく華やかで時に恐ろしいほど人々を魅了します。またルネサンス期には、植物学に興味を持ったイタリア人によってヨーロッパでは初めての植物園が作られていたのです。

イタリア式庭園の歴史

イタリア式庭園の歴史

ルネサンス期のイタリアでは、古代のギリシャやローマのように知識人や支配者たちが庭園に大きな関心を持っていました。古代ローマのように理想的な庭園を作るため、フィレンツェでは、建造物を重視して通路に沿って植物を配置し、常緑樹を大きな茂みとして用いる手法が生み出され、これをきっかけにローマ周辺にイタリア式庭園の様式が広まっていきました。ローマの人々は古代からすでに別荘を構える習慣があり、これをイタリアではヴィラと呼びます。イタリア式庭園は、主にこのヴィラを中心とした庭園が多く、16世紀半ばに入ると様式はさらに豪華で装飾的なものへ変化していき、バロック芸術の一分野として成立するようになりました。視覚のトリックや、怪物を象った彫像なども作られ、不気味で大掛かりな仕掛けが次々と施されて人々を驚異に導きました。こうしてイタリア独特の文化が組み込まれたイタリア式庭園が他国に広まっていきました。17世紀、18世紀にはこの影響を受けフランス、イギリスでそれぞれの庭園形式が生まれてイタリアに逆輸入もされますが、イタリアのバロック的伝統は失われることなく、現在に至るまで様々な庭園のエッセンスとなって人々を楽しませています。

イタリア式庭園の特徴

イタリア式庭園の特徴

ヴィラを中心にイタリア式庭園を豪華に彩る観賞ポイントを紹介します。

ヴィラ(別荘、館)
イタリア式庭園といえばヴィラ。はじめは館の前に左右対称の菜園や果樹園を設けていたものが、段々と様式が多様化していき、ヴィラ自体が舞台装置のように華美なものへと変化していきました。
樹木
ヴィラと同じく必要不可欠な存在である樹木は、イタリアでは早くからレモンやオレンジなどの果樹や常緑の並木を配することが行なわれていました。生垣やトピアリーなどの装飾のための緑も、イタリア式庭園から広まっていきました。
階段
山や丘の多いイタリアでは、庭園で斜面を利用することが一般的なため、階段や踊場のテラスにも装飾が施されています。手摺にも趣向をこらし、彫像や花鉢を置くことが好まれています。
彫像
イタリア式庭園には、古代ローマを意識した彫像が至る所に配置されています。神話の男女神だけでなく、怪物や道化や小人、動物や鳥などバラエティー豊かな顔ぶれです。

ルネサンス期の傑作「エステ荘庭園」

ルネサンス期の傑作「エステ荘庭園」

イタリアを代表する庭園と言えば、ティボリにあるエステ家別荘の噴水庭園。ルネサンス期に作られた最も華やかな庭園で、水の庭園としても世界的に有名です。おびただしい滝、噴水、池があちこちに散りばめられ、水がこれほど創造的に使われた例は無いと言われています。世界遺産にも登録されており、またフランツ・リストの「巡礼の年第3年」には、この庭園をモチーフにして作曲された曲が収められています。