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植物園[ガーデニング]
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植物園情報

植物園の構成「温室」



世界中の植物を生きた姿で展示する植物園では、その土地の気候風土に合わない植物を育てるために、温室が用意されています。色も形も個性的な植物や色鮮やかな熱帯・亜熱帯の花がいっぱいあり、エキゾチックな空間を楽しめる温室は、植物園のシンボル的存在です。

温室の歴史を振り返って

温室の歴史を振り返って

太陽光をたくさん取り入れるためにガラスを屋根や窓に使った温室は、植物を寒さから守り、季節や気候に左右されずに栽培するための施設です。

温室の歴史は古く、紀元前30年頃、ローマ皇帝ティベリウスが光を通すような薄い石板で覆った栽培室で冬にキュウリを育てていたといいます。近代的な温室の歴史は15世紀末、フランスのルイ12世が、オレンジの木を育てるためにオランジュリー(温室)を造ったといわれています。イギリスでは植物収集の専門家・プラントハンターが持ち帰った温暖な地の植物を越冬させるために、植物園でガラスの温室を造り始めました。

現存する世界最古の温室は、「キュー王立植物園」(イギリス・ロンドン)にある1848年建設の大温室・パームハウスです。日本最古の温室は、名古屋市の「東山動植物園」にある温室が1937年の開園当時のもので、国の重要文化財になっています。

温室で見られる植物たち

温室で見られる植物たち

植物園の温室では、世界中の熱帯地域や乾燥帯から集められた珍しい植物が展示されています。ヤシの木、バナナなど熱帯の果物、インドゴムの仲間、ツル植物、食虫植物、熱帯性の花、シダ類、サボテン、温室内に設けられた池にはオオオニバスや熱帯スイレンなども育てられています。こうした熱帯・亜熱帯植物の原産地は、東南アジアや中南米、アフリカなど気温の高い地域であったり、乾燥した地域や多湿な地域です。温室の中では、ヤシ室、熱帯雨林室、シダ室、サボテン室、水生植物室などに区切られ、それぞれの室内の植物の温度と湿度に調整されています。

温室で見られる花の中でも、"温室の女王"ともいわれるランの花は、色や形が美しく神秘的で人気のある観賞用植物です。現在は品種改良や温度管理の進歩によって通年開花するようになっていますが、本来の開花シーズンは2~4月頃。この時期にはランの花の展示会が開催されることが多いようです。温室をより楽しむためには、花の開花シーズンを調べて出かけるのもよいでしょう。

高山植物を育てる冷温室

高山植物を育てる冷温室

植物園には、植物展示のための温室の他に、「準備・増殖温室」という温室があります。ここでは展示用の植物を育てたり、新品種の開発、植物の保存と育成、園芸の試験研究などが行なわれています。また、これとは別に植物研究をメインに行なう「研究温室」もあります。

温室は温めるだけでなく、逆に暑さに弱い植物を育てるための施設として「冷温室」という施設もあります。この冷温室では、高山植物など寒冷地でないと育たない植物が育てられています。